USB-Cにも色々ある
お疲れ様です。
いつもBGMを使ってくださり、ありがとうございます。
2023年9月12日(日本:9月13日)に「iPhone15」が発表されるみたいですね。
スペック等々については現時点では予測や噂の域ではありますが、Lightning端子が撤廃されてUSB-C端子に統一されるとの見方が強まっています。
もし仮に、噂通りUSB-C端子になってしまった場合に備えて、なんとなく理解してるようであやふやな「USB-C」というものについて、改めて再確認をしてもらえればと思います。
可能な限り難しい話を省いて分かりやすさ重視の方針で書きますので、詳しく深掘りしたい人はご自身で調べてください。
Contents
0.まず結論
迷ったらNIMASOのUSB-Cケーブルを買いましょう。(※案件ではありません)
おそらくiPhone15のパッケージの中にも純正のUSB-Cケーブルが入っていると思いますが、断線による買い替えであったり持ち運び用の追加ケーブルが欲しいというケースは少なからずあると思います。
そんな時は、後述するUSB-Cケーブルについて理解を深めた上で、Amazonで「Nimaso USB-C」と検索して必要なものを選んでいただければ問題ないです。
1.USB-Cの規格は結構多い
そもそも一口にUSB-Cと言っても、規格というものが存在します。
大まかに分けて、USB-C、USB PD(USB Power Delivery)、Thunderbolt™の三種類があります。
USB-Cは充電やデータ転送など、USBケーブルとして最も基本となる規格です。
今までのLightningケーブルと同じような使い方ができるものだと思ってもらって大丈夫です。
なんとなくUSB-CはUSB3.0だと思われがちですが、USB2.0のUSB-Cも普通にあります。
Amazon BasicsのUSB-CもUSB2.0だったりするので、商品説明はしっかり読むようにしましょう。
最も大きな違いはデータ転送速度で、USB2.0が最大480Mbps、USB3.0は最大5Gbpsであり、大きな差があります。
USB PDは、USB-Cの電力供給能力が向上したものです。
Macなどの消費電力が大きいデバイスに対して高電力で充電できたり、充電器が急速充電に対応していれば急速給電できますよというケーブルも大抵はUSB PDです。
ただしややこしいことに、USB PDにもUSB2.0とUSB3.0があります。
USB2.0だと60W/3A、USB3.0だと100W/5Aと表記されていることがほとんどのようです。
本記事執筆時点(2023年8月下旬)でのiPhone15リーク情報では、USB PD(USB2.0)が標準仕様であるとの噂が濃厚になっています。
Thunderbolt™は、USB PDのもう一段階上位版で、映像出力(オルタネートモード)にも対応した規格です。
例えば、Thunderbolt™に対応したMacからThunderbolt™に対応した据え置き型モニターに繋ぐと、モニターへの映像出力とMacへの高電力給電がケーブル1本で同時に行えます。
こちらもiPhone15リーク情報によると、Thunderbolt™互換があるとの噂が出ていますが、個人的にiPhoneでThunderbolt™の必要性はあまりないように思います。
もしもケーブルを買い足すことがあるならば、基本的にPD対応のUSB-C(USB3.0)が1本あれば、何にでも汎用的に使えて良いのではないかと思います。
ただし、USB-C(USB2.0)じゃないと認識しないデバイスも世の中にはたくさんあるので、手持ちのデバイス状況に応じて選ぶことが最も大切です。
面倒ですが頑張りましょう。
2.USB-Cのお薦めメーカー
個人的観点ですが、USB-Cケーブルでお薦めしたいメーカーはNIMASOです。
Amazonでは「日本の中小企業」となっていますが、色々調べてみると元々のルーツは中国のようです。
(正直よくわからない......)
とは言え、今では本社がちゃんと日本にあり、安くて高品質なのでコスパと安心感が高いです。
ナイロン編みのケーブルは丈夫でありながらとてもしなやかで、取り回しが自由自在です。
過去に一度だけ初期不良品がありましたが、問い合わせ対応も丁寧で早かったので好印象でした。
iPhoneやiPadのガラスフィルム等も取り扱っており、これらも同様に安くて高品質です。
NIMASOの製品はAmazonレビューが軒並み高評価ですが、「星5レビュー投稿でギフト券進呈」みたいなのもやってないので、純粋に多くのユーザーから高い評価を得ていることがわかり安心感があります。
もう一つお薦めのメーカーはUGREENです。
こちらはしっかりと中国企業ですが、安くて高品質です。
いくつかケーブルを所持していますが、NIMASOと同様にナイロン編みケーブルではあるものの、ちょっと取り回しが硬いです。
こちらもAmazonレビューが軒並み高評価ですが、「星5レビュー投稿でギフト券進呈」をやってないので安心感があります。
他にもAnkerは知名度が高く人気のメーカーですが、ここ数年ちょっとだけ割高な価格設定になってきており、以前より高級路線になっている印象です。
実際、最近は高級感のある製品が多いです。
近年は充電器に力を入れているみたいですね。
3.(余談)MagSafe充電の利便性がヤバい
iPhone15とかUSB-Cとか関係なくなってしまいますが、個人的にiPhoneはMagSafe充電の環境を整えるのが最強だと思います。
噂通りiPhone15がUSB-Cに対応したとして、結局充電の際にケーブルを抜き差しする行為が変わらなければ、大きな変化ではないんですよね。
(Lightningケーブルを減らせるという変化は大きいですが)
僕はiPhoneXSの時からQi充電器、今使っているiPhone13 ProからはMagSafe充電器を使っていますが、ワイヤレス充電の快適さを一度味わってしまったら、正直もう有線充電には戻れないです。
スマホを置く行為がそのまま充電に繋がるおかげで、わざわざ充電のためにケーブルを抜き差しするという動作が無くなり、うっかり充電切れというストレスからも解放されました。
ただし、ワイヤレス充電にはガジェット系インフルエンサーが語らない注意点がいくつかあります。
3-1.QiとMagSafe
ワイヤレス充電にはQi(読み:チー)とMagSafeの二種類があります。
Qi充電は一般的なワイヤレス充電で、Amazon等で「ワイヤレス充電器」と検索して出てくるものは、そのほとんどがQi充電器です。
Qi充電器は汎用性が高く、iPhone以外の様々なワイヤレス機器を充電できるポテンシャルがあります。
充電器の仕様次第ではありますが、Android端末やワイヤレスイヤホンなど、とにかくワイヤレス充電対応デバイスであれば何でも充電できます。
デメリットとして、少しでも充電位置がズレると充電ができません。
ワイヤレス充電の仕組みは、充電器とデバイスの中に埋め込まれたコイルを使用した電磁誘導(右ねじの法則)によるものなので、コイルがちょっとでもズレると電磁誘導が発生しないので充電ができないのです。
そのため、適当に置いておいたら全然充電できていなかった、なんてことは案外起き得ます。
iPhoneのプロモ映像とかガジェット系インフルエンサーがよく使ってるのがMagSafe充電器で、MagSafe対応機器以外のデバイスは充電できません。(※)
マグネットが正確な充電位置にデバイスを吸着してくれるので、Qi充電のように曖昧な充電状況になることがありませんし、モノによってはQi充電よりもMagSafeの方が充電速度が早かったりします。
(※)厳密には、MagSafe対応機器以外でもMagSafe充電器で充電することは可能ですが、MagSafe充電器のほとんどは浮かせるように吸着させて固定するタイプなので、マグネットが入っていないデバイスでは正しい充電位置に固定することが困難です
3-2.充電は遅いけどQOLが上がる
有線に対して、ワイヤレスは充電速度が遅いです。
MagSafeはQiに比べて充電速度は早いですが、それでも有線充電の方に軍配が上がります。
Androidの方だとQC(Quick Charge)なんて規格もあったりしますが、それでも有線の方が早いです。
しかしよく考えてみて欲しいのですが、四六時中スマホを触って生活するなんてのは無理ですし、スマホを置く=ワイヤレス充電器するという行動さえ習慣化してしまえば、そう簡単に充電切れを起こすことはないと思うのです。
むしろ、ワイヤレス充電は比較的いつでも満タン状態を維持できると思うので、そもそも急速充電である必要性を僕は感じていないです。
有線充電が主な人は、充電する=ケーブルを挿すという行動が面倒だと思っていませんか?
面倒だと思っているから充電するのを後回しにして、いよいよ充電切れになりそうになってようやく充電ケーブルを挿す。
でもそんな時に限って出かける前だったりするから急速充電したい。
そんなリズムになっているのではないかと推測します。
充電が遅いことは、それだけ聞けば確かにデメリットにも思えますが、急速充電を迫られる生活や行動から解放されると考えればメリットの方が大きく、実際にワイヤレス生活の僕はQOL(Quality of life)が爆上がりしたと感じています。
皆さんはいかがでしょうか?
4.USB-Cは付属品で当面はOK
ワイヤレス充電に話が逸れましたが、USB-Cに話を戻します。
結局、現段階ではまだiPhone15のUSB-C化については憶測でしかありませんが、仮にUSB-Cになったとしても慌ててケーブルを買ったりする必要は無く、ひとまず付属品さえ使っていれば問題ないです。
ガジェット系ブロガーやインフルエンサーはバックアップの転送速度云々を声高に説明していたりしますが、僕の知る限りパソコンにiPhoneのバックアップをとってる人なんて極少数派です。
せいぜい機種変更するときにやるかやらないかでしょうし、そんな時にバックアップしたデータなんて古くて使い物になりません。
iPhone15のケーブルが何になろうとも、結局のところiPhoneのケーブルなんて基本的に充電用途でしかないので、とりあえず付属品を使い続けて断線したら買い替えるぐらいでいいのです。
迷ったらNIMASOのUSB-Cケーブルを買いましょう。(※案件ではありません)