BGM配信方法を完全リニューアルします！

いつもBGMを使ってくださり、ありがとうございます！

今回は大事なお知らせがあるため、久しぶりに記事を書いております。

いつもGT-KのBGMを使ってくださっている方、これからBGMを使ってみようと考えてくださっている方、どちらにも共通する内容なので、少しだけお時間をいただければ幸いです。

1.BGMを配信する場所が変わります

これまでの数年間、"DOVA-SYNDROME"や"Audiostock"を利用させていただき、たくさんのBGMを配信する場所と機会を与えていただきました。

特にDOVAに関しては、このサービスがなかったら僕は今のような音楽活動をすることはできなかったと思います。

今後GT-KのBGMについては、GT-Kのオフィシャルページでの配信に統一する運びとなりましたので、それぞれの配信サイトから卒業させていただくことになりました。

2022年9月下旬頃より、移行準備が整った楽曲から順次手続きを開始します。

移行期間は中長期的になりますが、最終的に全ての楽曲を移行します。

改めて、"DOVA-SYNDROME"や"Audiostock"には大変感謝していることをお伝えできればと思います。

今まで大変お世話になりました。

そして長い間、本当にありがとうございました。

【配信移行の流れ】

• 移行準備が整った楽曲をDOVAから順次削除
• DOVAから削除されたことが確認され次第、当オフィシャルサイトで配信開始
• ストリーミング配信されている楽曲から優先的に移行し、最終的に全ての楽曲を移行

※Audiostockでの配信は全て終了しました

2.配信方法リニューアルの理由

何故わざわざ有名配信サイトを卒業して、オフィシャルページの配信に移行するのか？

その目的はただ一つ、楽曲著作権保護の強化です。

皆さんもご存知の通り、YouTubeなどで自由に使えるロイヤリティフリー音源、いわゆるフリーBGMは、YouTubeの投稿者が著作権侵害の心配をせずに使える素材として高い需要があります。

その一方で、フリーBGMというのは不正な著作権なりすまし団体による著作権侵害問題に、常に晒されています。

フリーBGMにコンテンツIDを付与してトラッキングのみを行い、動画投稿者にはペナルティを科さない手法がこれまで一般的でしたが、最近ではその手法すらも掻い潜ってフリーBGMのコンテンツIDを不正に取得、主張する悪質な業者が年々増えています。

どういう手法かは定かではありませんが、既にコンテンツIDを取得しているはずの楽曲に、全く別の権利主張者がコンテンツIDを重複取得できるという理解し難い行為がまかり通っています。

これを野放しにしておくと、フリーBGMを使っていたはずなのに著作権侵害の申し立てを受けてしまい、全く関係のない不正業者に広告収益を掠め取られてしまうYouTube投稿者さんが続出するのも時間の問題ですし、既に被害は出始めています。

YouTubeの投稿者さんの中にも、フリーBGMのはずなのに聞いたこともないような団体名で著作権侵害の申し立てを受けたことがある人は結構いるのではないでしょうか？

この問題を解決するためにできる有効な手段は一つしかなく、著作権等管理事業者、いわゆるJASRACに著作権管理を委託するしかありません。

「JASRACに登録されたら、そっちに著作権料を請求されることになるじゃないか！」

という声がたくさん聞こえますが、落ち着いてください。

昔からイメージだけでJASRACの悪い噂ばかりが流布されていますが、JASRACにも著作権使用料を徴収する範囲やルールはしっかりと決められており、特にYouTubeなどのインターネット動画においてJASRACは驚くほど寛容な仕組みを整えています。

あまり細かい説明をすると長くなってしまうので要点だけ述べると、JASRACはYouTubeと音楽著作権の包括利用許諾契約を結んでいるため、JASRAC管理楽曲をYouTubeで使用しても動画投稿者は1円も請求されることはありません。

※あくまでJASRAC（＝日本の管理楽曲）の話であり、海外楽曲に関しては海外の著作権等管理事業者のルールが適用されるのでご注意ください

JASRACとコンテンツIDを混同して勘違いしている動画投稿者が大変多いですが、全く別物の話です。

さらに、もし仮に不正な著作権管理団体から動画に対してBGMの著作権侵害申し立てを行われたとしても、そのBGMがJASRACに登録されていれば異議申し立てが有利になります。（コンテンツIDのトラッキングだけでは完全に防げていないのが実情です）

コンテンツIDの取得には著作権者の厳密な確認や審査がないため、コンテンツID＝正式な権利というわけではないというのが大きな落とし穴です。

DOVAやAudiostockで管理されている楽曲は、サービスの規約上JASRACに登録することを認めていないため、GT-Kの音楽著作権をJASRACに委託するためには、それぞれのサービスから卒業しなければならないのです。

DOVAはYouTubeに使える音楽を求める膨大なユーザーがいるため、僕にとってはそれらのユーザーにリーチできなくなるのは非常に大きな痛手であり、またJASRACもタダで管理してもらうわけではないので、金銭的にもダメージはあります。

ですが、それでも動画投稿者さんに安心して音楽を使っていただくならば、しっかりと著作権を守ってくれるJASRACに委託するのが最適解だと判断しました。

3.楽曲の利用規約がどのように変わるか

基本的には今までとほぼ変わりません。

YouTubeでも動画を広告収益化して問題ありません。

ただし、法人関係でのご利用（TV、ラジオ等の法人商業コンテンツ）に関しては、問い合わせフォームからご相談ください。

楽曲のJASRAC適用範囲についてはJASRACに登録され次第、作品検索データベースから詳細を確認できるようになりますので、そちらも併せてご確認ください。

全体的に共通する詳しい楽曲使用条件については下記をご覧ください。

4.BGM使用条件（2022年9月改訂）

下記の使用条件において、BGMの無償利用が可能です。

• インターネット動画等のBGMとして利用 - 自由
  - 営利、非営利不問、YouTube収益化に影響なし
• 著作権表示 - 推奨
  - 動画概要欄等に著作権表示をしていただくと不正業者による著作権侵害申し立てに対して異議申し立てが有利になります

• 使用報告 - 任意
  - YouTubeの該当楽曲にコメントしていただけると嬉しいです！
• アレンジ - 非営利のみ自由
• 演奏 - 非営利のみ自由
  - 可能性は限りなく低いですが、JASRACから指摘があった場合はご自身でご対応願います
• 法人商用（TV、ラジオ等）のBGMとして利用
  - 各楽曲のJASRAC適用範囲をご確認ください
  - 芸人さんのコント用BGMとして使用したい場合は相談に応じます

※YouTubeでの収益化動画は非営利として扱います
※不明な点がありましたらお問い合わせください

5.禁止事項（2022年9月改訂）

• 著作権管理団体、管理システム（コンテンツIDなど）への不正登録
• BGM利用以外の目的による無断公開、配布
• BGM素材への直接リンク、呼び出し
• 著作者が未監修の楽譜販売、譲渡

6.応相談（2022年9月改訂）

• 法人利用での使用権 - 有償
  - 条件付きでJASRAC適用に関するご相談に応じます
  - 著作権譲渡には如何なる条件にも応じません
• 新規楽曲制作 - 有償
  - 著作権買取の有無も相談可

7.よくある質問